映画『デイアンドナイト』の制作にも関わっている映画プロデューサー伊藤主税さんに『デイアンドナイト』オーディションの総評をいただきました。
今回のオーディションを振り返り、皆さまの今後のステップアップにつながると幸いです。

応募時の写真について

1.応募にふさわしくない写真
画像加工アプリを使用した写真、プリクラ、証明写真、家の中で撮影した写真、自分以外の方が写っている集合写真などで応募される方がいます。
これらはオーディション応募時にはふさわしくない写真です。
プロフィール写真は自分の看板です。
写真は大切に撮影したものの中から厳選したものを自分の看板として使用することをおすすめします。
応募写真次第ではプロフィールすら読んで貰えない可能性もあります。
今回のオーディションでは上記のような写真で応募される方が多く見受けられました。
2.オーディションに応募する際に求められる写真の形式
バストアップ、全身の写真は必ず入れる事をお勧めします。
まずこの2枚を審査員は見ます。
基本の2枚の他に個性を見れる写真があるとより印象に残りやすいと思います。

動画審査について

1.動画審査に関する注意点
動画審査では画質が悪かったり、表情が見えずらかったりで審査が出来ない動画もありました。
2.動画撮影時の注意点
こだわった編集をしていたり、シュチュエーションを作り撮影されている方などすごいなぁと思う部分もありました。
しかし、審査員としてはお芝居をしっかり見たいです。
3.カメラアングル
自分の良さを研究していない方が多いようにと思いました。
どのアングル、表情が自分の武器かをしっかり研究し、カメラに収めると審査員の目に止まりやすいです。
バストアップのアングルだと1番表情が見ることができます。
4.台本の読み方
台本を読み込み、自分らしく演じている方もいましたが、わざと作った表面のお芝居をしている方が多い様に思えました。
台詞の言い回し、体の動き、雰囲気を作るということにとらわれ過ぎず、台本を読む際に理解し生まれてくる芝居を目指すとよりレベルアップできると思います。
台本を読む際に的確にキャラをイメージし、どういう状況で、どういう気持ちかを捉えるという事を1番に考えた後に台詞に落とし込むという表現の仕方も実践して欲しいです。

最終オーディションについて

1.オーディション時の演技
最終オーディションに関して、皆さん緊張感ただよう中、各々が全力を尽くしたと思います。
その中でも、審査員に背を向けたり、表情が見えづらい位置や顔の角度で芝居をしてしまったり、という方が目立ちました。
せっかくいい演技をしていても、審査員に見てもらえずもったいないと感じることがありました。
集中力が散漫になっている方がいたのでどう見られている、見られたいという事よりも、役と台本に向かい合い、そこだけに集中することをおすすめします。
2.当日の身だしなみ
髪で表情が隠れたり、前髪で眉毛が隠れたりしている方がいました。会場に入る前に対策しておくとよいでしょう。
また、ゆとりのある服装やダボダボした服を来ていた人がいましたが、スタイルがわからず審査のマイナスになるので控えた方がいいです。
3.役との向き合い方
何名かは台本を読み込み、そして自分の体と心に役を落とし込み、演じてくれていた様に思えます。
一点、自分と役の融合をする上で、自分の感情ややりたい事が勝ってしまい、役のキャラや設定が薄れ、良い芝居をしていても、役のキャラやシーンの目的を見失ってしまい方がいて、とてももったいないと思えました。
とことん考え、台本を読み込んだ後は1回考えた事を捨てたり、シンプルに、どういう人が、どういう気持ちで、誰とどこにいるという事だけを意識し演じるという事をすれば良い芝居、表現に繋がるかもしれません。

伊藤主税(いとうちから)

株式会社and pictures
代表取締役社長 伊藤主税
1978年生まれ、愛知県豊橋市出身
10年間の役者活動を経て、現在は映像プロデューサーとして活動。
2010年公開映画「Re:Play-Girls」を皮切りに、国際映画祭で評価される短編映画のオムニバス企画「ShortTrialProject」シリーズ、TOHO系列中心に公開された映画×音楽の短編映画オムニバス「SHORTMOVIECRASH」シリーズ、鳥取県鳥取市気高町との共同制作、有村架純主演「平穏な日々、奇蹟の陽」、SSFF×Nestle芦名星主演「あのときのflavor…」など、様々な地域、大手企業とのコラボレーション短編映画を制作。
長編映画でも市原隼人主演「ホテルコパン」、ファンキー加藤主演「サブイボマスク」、レインダンス国際映画祭正式出品作品「ku_on」、「7s」、松雪泰子主演「古都」他、FC東京ドキュメンタリー映画「BAILE TOKYO」もプロデュース。
2017年、2018年は地域と共に映画制作していく、地域開発映画プロジェクトを立ち上げ、長編、短編映画、CMなど多数の企画が進行中。 株式会社and pictures全作品のプロデュースを手掛けている。