———はじめての方もいらっしゃると思いますので、役者を始めたきっかけを教えてください。————

中学時代は、色々な職業に興味があり自分がスーツを着て会社に通ってという未来が想像できなかったんです。
そんな時、テレビドラマを見初めて、こういう仕事があるんだということを知りました。
中学を卒業してから俳優の道を目指してみようと思ったのがきっかけで、高校生のときに事務所のオーディションを受けました。

最初は何もわからず飛び込んでみて、いろいろな職業になれるし、楽しそうだな、やってみてもいいかなと思いました。
事務所についていろいろと調べ、3社くらい応募して、そのうちの1社に運良く決まり、16歳の時に芸能界に入りました。
そこから芝居のレッスンをして、お芝居というものに興味が出てきて、運良く続けられているという感じです。

———16歳で応募しようと思った時に事務所の情報をどうやって使って調べましたか??———

雑誌ですね。
僕が受けたのは「デビュー」という雑誌で、春の特別オーディションみたいな感じで大々的に募集していたものがあったので応募しました。
代表的な人の名前や何年設立、こういう方面に強いといった情報を調べてました(笑)。

———中学生で事務所というものがあるということを知りましたか??——

そうですね。それで、楽しそうだなと思ったのが始まりです。
ちょっと軽い気持ちだったけど、こんなに大変な職業だとは知らなかったです。

———その後、東映戦隊シリーズ「マジレンジャーレッド」として一年間活動していくわけですが、ここで、役者として認知されファンの方とかが増えてきたと思いますがどのような感覚でしたか?———

子供向けの番組ですけど、それに付随してお母さん方とか、親御さんたちも見るということで、一気に見られる層が増えたました。
そういったことに、もちろん驚きや戸惑いもありました。
でも、これは期間限定なんだなということは常々思っていました。
僕はリサーチ肌なので、今までやってきた先輩たちが戦隊モノやった後にどう転がっていくかとか、鼻が伸びる先輩ももちろんいらっしゃいますし、ああなったらまずいなというのは反面教師でありました。
人気は今だけのものだから、これに甘んじて調子に乗ったらしっぺ返しが来るなということはわかっていたので。
その怖さを抱えながら、右も左もわからず必死にやる中で、そういうよこしまな気持ちも1割2割ありながら、矛盾した気持ちでやってました。

———話は変わりますがこの度、朗読劇にご出演されるということですが、朗読劇が初めてというかたのためにどんなものか教えていただけますか?
というのと同時に相手役の方や告知などもお聞かせください———

今は、朗読劇にも色々なスタイルがあって、動きがある朗読劇もありますし、動かずに相手役と台本と向き合うというのを見せる一番シンプルな朗読劇もあります。
一番楽しくて難しい部分は、照明や音響という効果はあるんですけど、ラジオのように音が基本なので、役者単体としての表現としては本と向き合った時に、戯曲をいかに伝えるかというのが朗読劇かなと思っています。
句読点を守るのは基本的なことですが、音だけで情景、匂いをどうお客さんに思い浮かばせるのかに特化したものが朗読劇だと思っているので、そこの部分では動きに頼ることができないので、声色の表現でどこまでできるのかというのが楽しい部分であり、難しい部分ですね。
さらに声優さんではない役者の自分がやるというところでまた色が出てくるので、その中で違うやり方ができるのが朗読かなと思います。
これらの表現をセリフとト書きだけでどう表現するかを考えるとものすごく難しいですね。

———相手役はどなたですか?———

相手役は、宝塚出身の彩吹真央さんです。

———もうお会いしましたか?———

僕がこの間芝居を観に行ってる時に楽屋でお会いしました。とてもフランクですぐに仲良くなれそうなパワフルな方でした。

今回は「シスター」という題名で、兄妹の役です。
ただ稽古は一日だけですね。
稽古を重ねて出来上がったものを提供するというよりも、その場で生まれた爆発力や、緊張感を残しながらという部分が演出家の意向なのかなと考えています。
まあ、怖いですけどね。

重たい話で、ミステリアスな雰囲気で始まる作品なので、お客さんが想像力を働かせる朗読劇になると思います。
だからあんまりフィルターかけて構えずに、さらっと来て欲しいです。
あと、寝不足注意ですね。
朗読だと、本当に集中力が大事です。
体調が悪い日に朗読を見ると僕も寝ちゃうので。
あとは僕らがどうドラマチックに料理するかにかかってくるので、頑張ります!
10/23(月)19:00に博品館にお越しください!

vol.2につづく