INTERVIEW&COLUMN

2017.10.18

オーディション応募に「写真」が必要な理由と基礎マナー

書類オーディションに受かることは、役者として世に出るための第一歩になります。
数多くの応募者の中から、役者として選ばれることができるのはほんの一握り。
合否を決めるポイントは作品によってもちろん異なりますが、実は「応募時のマナーがなっていない」ことで審査対象から漏れてしまうこともあるのです。
とくに、写真の撮り方や選び方を間違えていると、プロフィールまで目を通してもらえない可能性も…。
今回は、オーディション応募の際の写真マナーについてご紹介します。

オーディション写真が必要な理由

オーディションへ応募する際、写真を一緒に送る必要があることはご存知の方がほとんどでしょう。
オーディション写真は、審査員が文章だけでは読み取れない、容姿や全体の雰囲気など「ルックス」に関わる部分を確認する大切なもの。
どういうスタイルなのか、どんな目の色をしているのか、肌質はどうか、役にマッチした役者を探すためには欠かせない情報です。

そのため、役者側はただ自分の写っている写真を送ればいいわけではない、という部分をしっかりと理解しなくてはいけません。
オーディション写真が自分の看板であること、役を貰うための最初の扉であることを忘れず、自信を持って「これが自分です」と差し出せる写真を用意する必要があるのです。

書類落ちしやすい「NG写真」ってどんなもの?

上記でご紹介した内容を軸に、まずは書類落ちしてしまうNG写真例を覚えておきましょう。

・表情を過度に作っている写真

小顔効果を狙って手で輪郭を隠しているものや、頰を膨らませている写真など、過度に表情を作っている写真はNGです。
顔の全貌が見えず、輪郭やパーツの配置を見ることができないからです。

・顔加工アプリ、プリクラ、自撮り

10代、20代を中心に人気を集めている「SNOW」や「B612」などの顔加工アプリ、またプリクラや自撮り写真は審査材料になりません。
輪郭や目の大きさなどさまざまなパーツが編集され、また自撮りは過度に角度をつけていたりと、応募者が本来どんな顔やスタイルをしているのか把握できないためです。
ニキビや肌荒れなどを多少修正している写真などはOKですが、「あなたという素材」を審査員が誤解なく受け取れることを意識した写真選定をしてください。

・背景がゴチャゴチャしている

家の中で撮った写真や街中で撮った写真も、オーディション用には適していません。
背景がゴチャゴチャとしていると、髪型が細部まで見えなかったり服と背景が同化して、スタイルを判断できなくなるためです。
また、色合いが暗すぎる画像も顔やスタイルが見えないので避けたほうがいいでしょう。

・複数で撮った写真

応募者の中には、複数人で撮った写真を送り「右から2番目です」などのコメントを添えてお送りされる方もいらっしゃいます。
しかし、複数の中の一人という写真は、ルックスの全貌が見えない上に応募者の印象がつきにくく、オーディション用に用意した画像ではないこともあって審査員の印象もよくありません。

心得ておきたい「オーディション写真」のマナー

審査員がオーディション写真に求めているのは「正確なルックスの情報を伝えてくれる」こと。
上記でご紹介したNG行為を交えて、基礎マナーを確認してから撮影に挑みましょう。

・背景のシンプルな場所で撮影!

有名な俳優やタレントの宣材写真を見ると、背景は白や水色のシンプルな写真がほとんどだと思います。ボディラインや髪型がぼやけないように、わざとシンプルな背景で撮っているのです。
オーディション写真を用意するときは、スタジオや色のない場所を選ぶようにしましょう。

・一般的なカメラで加工は最小限

チェキ用のカメラやスマートフォンのカメラは避け、一般的なカメラで撮影しましょう。 ひどい肌荒れなどは修正してもOKですが、目の大きさや輪郭は編集しないことをおすすめします。

・全身、バストアップの2枚を用意する

顔とスタイルをしっかりと審査員に伝えるため、全身写真とバストアップ写真の2枚は必ず用意してください。
この2枚にプラスして個性を出した写真を用意するのはOKなので、アピールしたいポイントを全体写真やバストアップ写真に組み込むのは避けましょう。

オーディション写真のマナーについてご紹介しました。
しっかりと自分を売り込むためにも、審査の際にマイナスにならない写真を用意することが大切です。
次回、「バストアップのオーディション写真の撮り方」をご紹介します!

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