役者にとってオーディションは、自分をアピールすることができる大きなチャンスです。
有名な俳優や女優も、最初はオーディションにたくさん応募してチャンスを掴んだという人は数多く存在します。
前回、前々回とご紹介したオーディション写真のマナーですが、今回は全身写真の撮り方をピックアップしてご紹介。
全身写真は、主に雰囲気や体のバランスを収めるための写真です。早速、撮り方のマナーを見ていきましょう!

オーディションに、なぜ全身写真が必要なの?

全身写真の主役は、表情や顔のパーツではなく「体」です。
中でも、特に写真に収めることを意識しなくてはいけないのは、以下のポイント。

・腕の長さ
・足の長さ
・何頭身か
・上半身と下半身のバランス
・髪の長さ(ロングスタイルでバストアップに収まらない場合)

役柄に合うシルエットなのか、衣装を着こなすことができるか、他の配役と並んだ時にバランスが取れるかなど、全身写真からさまざまな情報を読み取ることができます。
そのため、個性を出しすぎたり「自分の推したいところ」だけを切り取った全身写真は、審査員が正しく役者を審査する材料としては適していません。
自分の魅力をしっかりと売り込みたいのであれば、まずはマナーを守った写真を撮ることを意識しましょう。

全身写真のマナー&ポイント

・服装はスタイルがわかるもの

まず、全身写真はスタイルの分かるボディラインにぴったりとフィットする洋服を選ぶことが重要です。
男女問わず、ドルマン系や厚手のトップス、首元まで隠れてしまうような洋服は避けましょう。ボトムもワイドパンツやガウチョパンツ、オーバーサイズのズボンなどは原則NGです。
女性の場合、スカートの時はボリュームの少ないものやボディラインが出るものを。
ショートパンツで撮影される方もいらっしゃいますが、その場合もボディラインがわかるものをチョイスしてください。

・ボージングはあくまで自然に

普段プライベート写真で、スタイルを良く見せるために体をよじったり片膝を曲げたりポージングをするかと思います。
オーディション写真の場合も足のクロスや多少体をひねるのはOKですが、背筋はしっかりと伸ばしてあくまで自然に、リラックスしたポーズを撮るようにしてください。
腕を組む、首を傾けすぎる、髪をかきあげるなどのポージングは極力避けましょう。
そして、体の厚みやウエスト、バスト周りをわかりやすくするために、直立よりも少しだけ斜めにかまえて撮るのもおすすめです!
また、足元は女性は足が長く見えるヒールがおすすめです。デザインはシンプルで、色も白や黒などシックなものを選びましょう。また、男性もシンプルな靴をチョイスしましょう。

・キャラを作りすぎない(例外はある)

個性を出そうと、過度にキャラを作った表情やポージングは避けましょう。キャラの印象が強すぎて、「素材」として役者を審査することが難しくなってしまいます。
ただし、すでに役柄や役名が決まっている場合は「例によってOK」なこともあります。
シチュエーションに合わせて、正しく判断するよう心がけましょう。

応募してきた役者を正しく審査するため、審査員側は「しっかりと情報の分かるオーディション書類」を求めています。
今回ご紹介した写真の基礎知識、バストアップマナー、全身マナーをしっかりと心得て、あなたの魅力を最大限に写し出した写真を作りましょう。

撮影協力
女性モデル:梅本静香
男性モデル:西山康平