INTERVIEW&COLUMN

2018.03.14

泣き屋をテーマにした映画『見栄を張る』藤村明世監督、主演の久保陽香さんにインタビュー

ーー女優をはじめた頃、意識していたことなどを教えてください。

久保:演技をはじめたキッカケは舞台で、ニワトリを初めて演じたんです。役者ってのは何でもできるんだなっていうのが本当に楽しくて。
もっとやりたいなって思ったキッカケでした。私、頭で考えてこれをやろーとか考えることがすごく苦手なんですよ(笑)
私が大事にしてるのは、本当に目の前の人で。目の前の人が変わると変わってくるし、目の前の人を大事にするようにしています。

ーー監督の目線で、これからどんな役者さんと出会いたいと思いますか?

藤村:おこがましすぎるんですけど・・・役者さんに限らず、表現する人たちって何か好奇心を持ってることが大事な気がしているんです。
人に興味があったり、物に興味があるから、生まれていくものがあるんじゃないかなって。何事にも好奇心を持つことが大事だと思いますし、私も好奇心を持っている人が好きなので。そういう人に出会っていきたいですね。

久保:よく聞かれるかと思うんですけど、オーディションではどこを見ているんですか?

藤村:1番は役に合うかどうかですね。上手いとか下手とかではなく、イメージに合うかです。
あと、「自分の映画に映したい!」みたいな人がたまにいるんですよ。「あ、この人わたしの映画の中におさめたい」みたいな。

ーー(オーディションの)会場に入って来た瞬間にわかるとか聞きますね。

藤村:本当にそうなんです。久保さんのときもそうだったんですけど、この間短編を撮った時も、主役に決まった子は、入って来た瞬間に「ん?」って惹き付けられて。人それぞれかもしれないんですけど、私は結構そう思いますね。

ーーどんな監督・女優になっていきたいですか?

藤村:自分の一本筋は通しながらも、いろんなことに挑戦して行きたいですね。いろんなものに興味を持ちながら、もっと視野を広げて映画を作っていきたいなと思います。

久保:私もいろいろまだまだチャレンジしていきたいし、いろんな役をやっていきたいなって思います。演じることが好きなので、長くやっていけたらなって思いますね。
30代になって、結婚して、子供生んで、とかどんどん表現の仕方も変わってくるだろうし、これからがすごく楽しみです。

映画『見栄を張る』

3月24日(土)より、渋谷ユーロスペース、横浜シネマリンほか全国順次公開
監督:藤村明世
主演:久保陽香
配給:太秦
(C)Akiyo Fujimura

オフィシャルHP: http://miewoharu.com/
Twitter: https://twitter.com/miewoharu2016

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