INTERVIEW&COLUMN
2017.08.01
【阿部進之介×伊藤主税×山田孝之 対談(1)】ミラーライアーで役者を目指す人を増やしたい
役者を目指す人達に向けた新しいメディア『mirroRliar(ミラーライアー)』が2017年8月1日にスタートした。
運営チームを代表して、 and picturesの代表・伊藤主税と、この企画に賛同した俳優の山田孝之と阿部進之介による三人の対談インタビューをお届けします。
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役者になる、その一歩を踏み出しやすい環境に
ーー『mirroRliar』というメディアを立ち上げたいきさつを教えていただけますか?
伊藤:僕が代表を務めているand picturesでは、年に長編映画を4〜5本、そしてショートフィルムを10本ほど製作しています。 そのほとんどが東京ではなく、日本中の色んな地域で撮っているのですが、映画製作を通して様々な人達と沢山出会う機会があって、地方に住んでらっしゃる方達とお話をしていく中で役者になりたくてもきっかけがなかったり情報が少なかったり、私なんか無理だと思ってしまう人が沢山いることに気がついたんです。
地方にいると芝居を学びたくても学校のような場所が少ないですし、そもそも監督や講師がほとんどいないんですね。学べたとしても基礎的なことしか学べなかったり。
そういう人達にチャンスが無いのはもったいないと思ったのと、オーディションなどの情報を地方の方に届けられる方法はないかなと考えるようになって、僕らの周りには才能のある監督も沢山いますので、少しでも力になれたらと思い役者を目指す人達に向けた『mirroRliar(ミラーライアー)』というメディアを立ち上げることにしました。
ーーそしてその『mirroRliar(ミラーライアー)』という企画に山田さんと阿部さんも賛同されたそうですね。
山田:そうですね。僕の場合は、なんのアテもなく東京に出てきて、たまたま運良くスカウトされたから良かったですけど、特に地方にいる方は、限られた情報だったり「役者になる」という事を中々肌で感じられるような事って無いと思うんですよ。
そういう人に対して、こういうサービスを通してワークショップだったり色んな事を経験出来る場を提供出来て、より強い気持ちで俳優を目指してくれる人が増えたらいいなーと思って、ぜひ参加というか協力出来る事があればしたいなと思いました。
阿部:それぞれ色んな事情があったり役者を目指すモチベーションも違うと思いますけど、一歩足を踏み出せば次のステップに行けるので、その一歩を踏み出しやすい環境ができたらいいなと。 伊藤さんとお話をして行く中でそんなことを思うようになりました。
伊藤:本当に才能にある方って日本にいっぱいいると思うんです。 ただ、今の状況をみているとその方法はすごく限られていて、もっと色んな方向から目指すやり方があっても良いと思っていて。 俳優を目指そうと思ったけど「私なんかやっぱ無理」と思って諦めちゃったりとか。 けど、その子は才能あるかも知れないですし。 そこをもっと幅広く見つけやすくなると業界自体も盛り上がるのかなと思ってます。
山田:『mirroRliar(ミラーライアー)』を活用して色んなことを経験していけば、より強い気持ちで役者を目指せると思いますし、地方に住んでいる方にももっとチャンスが増えたらいいですよね。
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