INTERVIEW&COLUMN
2017.09.23
『スクールアウトサイダー』公開記念 松本花奈監督×雨無麻友子プロデューサー インタビュー
人気4人組YouTuber・アバンティーズ(そらちぃ、エイジ、ツリメ、リクヲ)が制作・出演する青春映画『スクールアウトサイダー』のイベント上映が、8月31日に有楽町の丸の内ピカデリーで行われました。
主演をYouTuberが務めるという挑戦的な試みながら、当日は10〜20代を中心とした女子ファンがびっしり。
そんな本作でメガホンを取ったのが、HKT48のMV「キスは待つしかないのでしょうか?」などを手掛けた事でも知られる、慶応義塾大学在学中の松本花奈監督です。
この日はイベント後の興奮冷めやらぬ中、松本監督とタッグを組んだ雨無麻友子プロデューサーに撮影の裏側やYouTuber映画の可能性を聞きました。
『スクールアウトサイダー』
この夏、弾けても消えることはない―
2017年8月31日(木)丸の内ピカデリーにて公開
人気YouTuberアバンティーズと大注目の女子大生映画監督松本花奈がコラボレーション!
さらに新進気鋭のシンガーソングライター・室井雅也が主題歌を担当する。
監督・脚本・編集:松本花奈
主題歌:室井雅也「TRANSPARENT GIRL」
©2017 アバンティーズ
2017年|日本|カラー|シネマスコープ
ーーよろしくお願いします。イベント上映も大盛況でしたね。舞台挨拶で3月に企画して8月に公開とおっしゃっていましたが、まずは公開までの経緯を教えてください。
松本監督:3年前まで戻りますが、高校2年生の頃に高校生の映像製作団体にいて、そこで『スクールアウトサイダー』の主題歌を歌ってくれた室井雅也さんに出会いました。
その時彼は兵庫県に、私は東京に住んでいて、今ほど交流はなかったのですが、大学生になり室井くんが上京してきて、私も頻繁にライブにいくようになって、
彼の「A GIRL BY SEASIDE」という曲のMVを撮りたいね、という話になりました。
その時はまだ雨無さんとはそんなにガッツリは絡んだことはなかったですけど、その一年前に関わった 『太陽を掴め』の時にかわいい人がいるなと印象があって、それを機会に突然連絡しました。
雨無P:突然連絡がきて、「プロデューサーをやってくれないか」と(笑)
ーーすごい突発的ですね。その頃雨無Pは何をされてたんですか?
雨無P:出会った頃は映画祭の運営を5年間くらいやっていました。
元々はカナダのドライブインシアターで映画を見たことがきっかけで映画を上映する場に興味があったのですが、そこで監督と仲良くなるうちに「映画を作らないか?」というお誘いが来るようになって。
私としてどう関わるのがいいか考えながら、今はプロデューサーという場所を見つけた感じです。
松本監督と出会った『太陽を掴め』で時は企画とかちょっと手伝いの感じでしたけど、その後知り合いの監督のプロデューサーを何本かさせていただいていて、それを知っていたみたいで突然電話が(笑)
松本監督: そうです(笑)。それで今年の1〜2月に撮影する事になり、普通のMVではなくてストーリー調になってます。がっつり撮影をしたくて山梨や東京、藤沢とか行きましたね。
雨無P:すごくロケにはこだわって撮った印象がありました。予算もしっかりそこにはかけました。
松本監督:そのMVは私たち的にも成功した実感がありました。
そしたら、その直後くらいに知り合いを通してMVを観たそらちぃさんから突然ご飯に誘われて。
馬刺しを食べながら企画の話をしたのが3月くらいでした。
主題歌が室井君というのは決まっていて、私もMVが楽しかったのでもっと長いものも撮りたいと思っていたので、そこから動き始めた感じです。
雨無P:今年に入って同時進行でもう4本一緒にやっているんですよ。
松本監督:もう一緒に住もうかってくらいで、住むところを探し始めた感じでしたよね(笑)
ーー企画が3月で8月に公開。そこからが早いですね!
雨無P:そうなんです。アバンティーズさんも企画に携わってくれて、脚本にも常にフィードバックをしてくださいました。
ファンの方にもアバンティーズさんの個性を出さないととは思っていたので、結構当て書きに近い所はあったと思います。「A組」 の日常のシーンはがっつりアイデアをもらいました。
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