WORKSHOP

2017.12.09

株式会社キューブ マネージャー村瀬博之さんインタビュー

マネージャーとして、生瀬勝久や加藤諒、白洲迅、三倉茉奈・佳奈など数多くのタレントを支え、ドラマのプロデューサーとしての顔も持つ村瀬さんにこの業界でのお仕事についてインタビューしました。

マネージャー:村瀬博之

株式会社キューブ
HP:http://www.cubeinc.co.jp/
入社15年目。
担当俳優は生瀬勝久・大澄賢也・丸山智己・加藤諒・白洲迅・川原一馬・小松利昌・六角慎司 女優は三倉茉奈・三倉佳奈 他。
主に俳優が所属しているルームのチーフマネージャーとして働いている。
最近のプロデュース作品として、ドラマ『かもしれない女優たち』、『下北沢ダイハード』(キャスティングP)などがある。

——マネージャーの仕事とは?

スタンスはそれぞれだと思いますが、自分の場合は「その人の人生を背負うということ」が一番大切なこととしてあります。そういう気持ちで取り組んでいます。
“生涯を俳優として生きていく”これは決して簡単なことではありません。幸せの定義は人それぞれですが、満足のいく俳優人生を送ってもらえるように、僕も同じように人生をかけて戦う必要があると思ってます。ある意味、運命共同体といっても過言でもありませんし。だから、諦めも悪いですし、足掻いてばかりですが(笑)。
その中でも、関係が馴れ合いにならないようにある程度の距離を保つということを意識しています。

他の事務所さんとの大きな違いは、スタッフ全員が、所属アーティスト全員の担当という認識でやっています。
役者や音楽アーティスト、クリエーターなどあらゆるジャンルでのタイアップなどを行い、直接関わりがなくても営業や会話の中で全スタッフが全てのアーティストに関わるということを心がけています。

僕は特に営業ということに力を入れています。
まずは、プロデューサーやディレククターに自分が推薦したい子を知ってもらうために足繁く通って、資料を渡して、コミュニケーションをしっかり取ることを続けています。
そして、仕事やオーディションが決まれば事前に一緒に読み合わせをして、納得するまで稽古したりします。
あとは、プロデューサーとして自分の関わった作品には、作品としての評価が高まるようにということを第一に考えますので、同じようにそのスタンスは変えず、自信のあるアーティストをしっかりと推すことを意識してます。

——心に残るエピソードはありますか?

エピソードという訳ではないですが、入社2週間で生瀬勝久のマネージャーになりました。
名古屋から東京に出てきて、道もわからず、業界のことはなおさらわからないところから、生瀬さんに業界のあり方やマネージャーの在り方などをお仕事を通じて教わりました。正直、毎日迷惑ばかりかけていたと思います。
ただ、仕事がミスなく完璧にこなせた日には、生瀬さんがラーメンを奢ってくれて 「あ、今日は大丈夫だったんだって。」と、ホッとして。
それがある度に、本当に嬉しかったです。
それからラーメンが異常に好きになりました(笑)
些細なところでもきちんと言ってもらえたからこそ、今、自分の悪いところがちゃんと治っていると感じます。
自分もまっすぐにタレントと向き合おうという気持ちになりました。

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