株式会社グラフィティのマネジメント部を立ち上げ、菅谷哲也、小川紗良などのマネージャーを務める市井洋さんにマネージャーのお仕事についてインタビューしました。

マネージャー・市井洋

1982年、チューリップのツアースタッフとして参加。1985年からマネージャーを務める。
1987年、ユニコーンを担当。その後、財津和夫、篠原美也子他、アーティストマネジメントに携わる。
2012年、(株)グラフィティ入社。タレントマネジメント部立ち上げに参加。
現在は雑誌HRでスカウトされた高校生を中心に新人開発を行い、菅谷哲也、けみお、小川紗良、他を担当している。

マネージャーになって35年経ちます。20歳の時からやってきました。
元々はチューリップっていうバンドのマネージャーからスタートしていて、ユニコーン等音楽関係をやっていました。
そのあと1991年くらいから俳優関係に移っているんですけどこの事務所にきたのは5年前ですね。
菅谷の時に初めてマネジメント部を立ち上げて、そこから関わってきました。

——では、市井さんにとってマネージャーのお仕事とはどのようなものですか?

基本的には担当しているタレントを売り込むってことです。
あと一人一人の売り方、プロデュースをどう組んで実践していくのかを考えるのがマネージャーの仕事です。
とにかく、若い一番大事な時を扱うので、1日でも長くこの業界で活躍してほしいという願いでやっています。

——市井さんの中でタレントとの関わり方で、こだわりのようなものはありますか?

もしかしたら他社のマネージャーさんとは逆かもしれないんですけど、あまり無理に距離は縮めようとしません。
半年くらいはかかるだろうなぁと思いながら、自然な会話の中でゆっくりと信頼関係を築いていき、タレントに対しては仕事を入れることが一番の信頼を得ることだと思います。
あとはあまり可能性の話はしないで、決まった仕事だけ話すようにしていますね。
マネージャーがこういうことが動いていると言ってしまうと大体決まったものだと思わせてしまって、前に一度私も失敗してしまったので気をつけています。

——担当している俳優さんや期間など教えていただけますか?

菅谷は4年、小川とけみおが3年になります。
グラフィティのメインとしてはこの3人が表立ってる形です。
俳優としては菅谷、小川がメインです。それから北澤優駿や吉田知央などが今後俳優を目指していて今動き始めていますけど。

事務所の特色として、多分うちが他と決定的に違うのはみんな「HR」っていう雑誌から出てきていることです。
もともと「HR」と「Tokyo graffiti」という雑誌を出版している会社なんですけど、二誌で毎月1000人くらい素人さんをスカウトしてくるのでその中から、こちらが興味のわいた人にアポイントを取って、お話して本人も興味があれば所属させて育成をしていくという形です。
「HR」で最初に撮影した子の中には、きゃりーぱみゅぱみゅさんとか佐野ひなこさんとかもいましたよ。
タレントとして所属した第一号が菅谷で、そこでマネジメント部署ができました。
もともと菅谷が「テラスハウス」という番組のオーディションを受けて合格をし、対テレビ局とのビジネスなのでマネジメントをつけてほしいということがあって、その機会に自社でマネジメントの部署を立ち上げてみようというのがきっかけになります。
雑誌の取材でスカウトしてビジュアルを撮らせてもらって、いろんな子たちの情報が集まってきてうちの所属だけでなく他で活躍をしている子も多くいるので、スカウトに関しては一番能力が高いのではないかと思っています。