INTERVIEW&COLUMN
2017.12.04
【基礎編】オーディション動画の撮り方
役者として飛躍するための第一歩、オーディション。
書類、面接などいくつかの審査方法がありますが、動画によるオーディション方法があることをご存知ですか?
静止画や文面では伝えることができない情報を、より正確に動画に収めるためにも、オーディション動画のマナーやメリットなどを把握しておきましょう。
今回は基礎編と題して、「オーディション動画とはなにか」ご説明していきます。
オーディション動画ってなに?
舞台やドラマ、映画やモデルなど、数多くのメディアで行われているオーディション審査。
プロフィール書類とオーディション写真を送付して合否連絡が来るものが有名ですが、応募者に「動画」を撮ってもらい審査する方法があります。
動画の内容は演技や自己紹介がメインで、自分の簡潔な情報、あとは演技における声や体の動きで、その作品にかける思いや役者としての技量をアピールするための資料です。
特に、役者オーディションはルックスだけでなく本人の雰囲気なども重要な審査要素になるので、動画オーディションを活用するメリットが大きいといえます。
動画審査、どんなメリットがある?
まず、動画は動いている姿を相手に伝えることができます。
写真だけでは伝えることができない表情の動きや声質、喋り方や仕草、雰囲気そのものを収めることが出来るのです。
写真や文面より、圧倒的に多くの情報量を伝えられることが最大のメリットといえるでしょう。
写真は肌や輪郭をきれいに撮影したり、あとから補正することができます。
文章も校正をかけてきれいな文面に直すことができるため、やはりリアリティに欠けたり実物とのギャップが出ることも多いです。
動画はそれらの補正がやや難しく、応募者のよりリアルに近い姿を見ることが出来ます。
「落ちる確率が上がるのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、むしろ熱意を存分に伝えられるツールなため、正当な審査をしてもらうことができるでしょう。
また、通常のオーディションは最終審査などに進んで、やっと監督やプロデューサーと対面する場ができることもありますよね。
動画審査は、書類審査に比べて「最初の段階からかなり最終審査に近い形」で審査員の目に触れることができます。
審査員がオーディション動画に求めていること
審査側は、「飾らないその人自身を見せてほしい」という意味を込めて動画によるオーディションを選択しているケースが多いです。
より良い作品を作るために、熱意があり「作品にマッチする役者を揃えること」が審査員の務めになります。
ありのままをさらけ出した上で、可能な限り自己アピールを動画に収める。難しいことかもしれませんが、他のオーディションツールに比べて、最も熱意が伝わりやすいのがオーディション動画といえるでしょう。
オーディション動画にはどんな種類がある?
オーディション動画は、大きく分けて4種類ほど撮り方があります。
・自己PR系
・指定の演技やセリフを収める
・エチュード(設定だけを指定され、自由表現)
・テーマに沿った話をする(一番悲しかったこと、嬉しかった体験など)
この他にも作品によって応募項目は異なりますが、審査をする際に重要な要素となる課題を与えられることは間違いありません。
忠実に演じることが良いのか、アレンジを加えて個性を出す方が良いのかは作品によりますが、まずは課題として出されているものをしっかりと動画に収めることが大切です。
動画は、何を撮ればいい?
動画の構成として、自己紹介や自己PRと課題はマストで撮るべき要素です。
動画の長さは課題にもよりますが、審査員は数多くの応募者の動画を観ることになるので、短すぎず長すぎずを意識することをおすすめします。
自己紹介を含め5分以内など、ある程度目処を立てておくと構成も練りやすくなるでしょう。
また、自己紹介部分が長すぎたり、いろいろな情報を詰め込みすぎてしまうと審査員が「魅力を把握できなくなる」原因になります。
あくまでメインは、課題をしっかりとこなすこと。
個性を出すことも重要ですが、まずは動画を観る側の視点に立って、好印象を残せる動画作りを心がけましょう。
いかがでしたか?
スマートフォンなどでも簡単に動画が撮れる今、オーディションでの動画審査もどんどん普及していくかもしれません。
役者として自分の魅力をしっかりと表現できるよう、動画の撮り方を研究していきましょう!
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