INTERVIEW&COLUMN
2017.12.20
【撮影ポイント編】オーディション動画の基礎マナー
役者として飛躍するための第一歩、オーディション。
書類、面接などいくつかの審査方法がありますが、動画によるオーディション方法があることをご存知ですか?
オーディション動画は「自分を宣伝する看板」として成立する動画であることが大切です。
前回、前々回と続き、今回は動画撮影時のポイントをご紹介します。
撮影周りのルールは意外と見落としてしまうことも多いので、しっかりと予習しておきましょう!
撮影の時間帯
役や作品によっても左右されるので、時間帯は必ず昼が良い、夜が良いというルールはありません。
しかし、野外などで撮影する場合は、騒音がなく顔がはっきりと映る明るさを確保できる場所をチョイスしましょう。
オーディション動画は、とにかく顔や体の動きが見えることが重要です。
作品に寄せた雰囲気のある動画も魅力的ですが、素材として成立する動画を撮影するためにも室内などをチョイスするのが無難でしょう。
複数人(協力者)がいる動画はOK?
こちらもオーディション内容で左右されますが、基本的に「自己紹介」や「設定説明」があった上で、誰が応募者かを認識できれば問題ありません。
しかし、オーディション内容によっては「相手がいる体で演じてください」と指定があるケースもあるので、その場合はアレンジを加えずに一人芝居の動画を撮影してください。
自己紹介で話すべきことはある?
オーディション動画の場合、書類やプロフィールなどと一緒に提出するケースが多いです。
そのため、必要最低限の自己紹介だけを動画の冒頭などで述べていればOKな場合がほとんどです。(自己紹介の指定があった場合、例外もあります)
自分の氏名と事務所に所属していれば事務所名は、最低限述べるよう覚えておきましょう。
設定付きの演技の場合、「説明しておかないと審査員が判別できない」と感じたら、動画の説明を軽く述べておくと好印象です!
見にくい動画と見やすい動画って?
動画として見やすいものを作るためには、カメラは手持ちにしたりカット割りを無理に加えず、固定して撮影する方が無難です。
どんどんと画面が変わったり、手ブレしているものは見にくいと判断されてしまうので注意しましょう。
また、固定カメラの場合は、役者が動きすぎてフレームアウトしないことも大切。表情が分かる距離感で、体や表情が見きれないようしっかりと確認しながら撮影してください。
動画の提出周りで気をつけること!
オーディション動画の募集方法によって異なるので、一概に「このファイル形式が正解」とは断言できません。
・審査側が再生できない
・低画質過ぎる
・雑音がひどい
・誰の動画か分からないファイル名
などは、審査の際に素材として成立しないので要注意。
審査側からの指定がないか、ファイル名は個人を認識してもらえるものか、画質が荒すぎないかなど、提出前に最低限チェックしてください。
役者としてのステップを踏むためにも、マナーある態度で一つ一つの作品に取り組むことはとても大切なことです。
マナーを持って動画を作ることは、仕事としてのマナーだけでなく「役者として本気」ということを審査員に伝えるための要素にもなります。
次回は、3回に分けた動画の撮り方マナーの総集編!
オーディション動画のマナー総集編を、実際に「動画」でご紹介します!
男性モデル/サトウヒロキ
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