AUDITION&EVENT
2018.03.06
第2回ミラーライアー懇親会 事後レポート
12月9日(土)、菊地武雄監督、平林勉プロデューサーをゲストに招き、第2回目となるミラーライアー懇親会が開催されました。
第2回目のミラーライアー懇親会には抽選で選ばれた約30名の会員が参加!
自己紹介もそこそこに、まずは第1部のトークパートから懇親会はスタート。
- 映画はどのように作られるのか、役者の皆さんにも知っていて欲しい。
映画にはプロデューサー、監督、美術、照明、音声など様々な仕事のプロ達が関わっています。
皆さんは「俳優部」という所の役割を担うこととなるでしょう。
ただ、「俳優部」にいるから“演じること”だけを知っていれば良い、ということではなく、映画を作る全行程の一部を担っている意識を持って映画制作に関わって欲しいと思います。そうすればもっと素敵な作品を作ることが出来るはずです。
(平林プロデューサー)
- キャスティングは誰がどのように行なうものなのか。
映画の規模感にもよりますが、プロデューサーと監督で相談しつつキャスティングを行うことが多いです。映画の規模が大きくなってくるとスポンサーの意見を考慮したり、キャスティングプロデューサーと協力をして進めていくこともあります。
(平林プロデューサー、菊地監督)
僕の場合は役に対してどういう役者さんが合うのか、また、既に決まっている役者さんがいる場合はその人と演じてもらった時どんな化学反応が起きそうか、というところに注目してキャスティングを考えることが多いですね。
あと、全員初めましてのキャストだと僕が緊張してしまうので、ワークショップや知り合い経由で既に知っている方から選ぶパターンは多いかもしれません。(菊地監督)
- オーディション時、面談に進めない時は何が悪いの?どこを見ているの?
まず大前提として、受からなかった=ダメな役者、という考えは捨ててください。
キャスティングというものは、タイミングで求めている人に会えばオファーすることになるし、どんなに魅力的でも役に合わなかったら選ばれない。そういう意味で、本当にタイミングが大事なんです。(平林プロデューサー)
綺麗、可愛い、かっこいいだけじゃなくて、「生きてきた人生から滲み出るもの」を見るようにしています。カッコつけた姿は求めていないケースが結構多いんです。
あと、パッと見では冴えなくてもカメラの前に立つとバッと輝く人っているんですよ。
それは普段から何を見て、何を聞いて、何を感じているのかが滲み出ているんじゃないかなと思います。(菊地監督)
後半は参加者からの様々な質疑応答も
・監督、演出家によって芝居の仕方が変わると思いますが、オーディションではどの意見の芝居を見せるのが適切なの?ナチュラルが良いのか、作り込んだ演技が良いのか
・自分の癖や性格などが演じている時に出てしまっているらしい。それは良くないこととして、直した方が良いですか?
・作品を作る中でワクワクしたり、やりがいを教えて欲しいです。
などと言った、参加者が今知りたいことを中心とした質疑応答が行われました。
第2部は監督&プロデューサーとの交流会
平林プロデューサー、菊地監督に加え、and picturesから伊藤プロデューサー、門馬監督、脚本家・眞武さん、小出プロデューサー、榊原監督、諸江監督が参加し、参加者は各々話を聞きたい方のグループに参加し会話を楽しんでいました。
懇親会ではミラーライアーのポートフォリオ機能を活用した交流もあり、 どこを見ているかの意見などを参考に作成のコツなどを監督たちに聞く場面も。
ミラーライアーではtwitterで自身のポートフォリオURLに「#ミラーライアー」と付けた投稿を見つつ、よく作られているものは公式からRTするキャンペーンを行なっております。
ミラーライアーのtwitterを見ている監督たちにもアピール出来るチャンスなので、ぜひポートフォリオ機能を活用して見てください!
【参加者のポートフォリオ一部抜粋】
渡邊詩歩
後藤昌英
大谷葉月
【菊地武雄監督】
映画監督:菊地健雄
1978年生まれ、栃木県出身。映画美学校在籍中に瀬々敬久監督に誘われ助監督となり、『ヘヴンズ ストーリー』(2010年)、『舟を編む』(13年)、『岸辺の旅』(15年)などに参加。 長編映画初監督作品『ディアーディアー』(15年)は、第39回モントリオール世界映画祭に正式出品され、第16回ニッポン・コネクションにてニッポン・ヴィジョンズ審査員賞を受賞。 本年は『ハローグッバイ』、『望郷』を公開、二宮健監督『MATSUMOTO TRIBE』に本人役で出演した。瀬田なつき監督と演出を手掛けた連続ドラマ「東京アリス」がAmazonプライム・ビデオにて好評配信中。
【平林勉プロデューサー】
映画プロデューサー:平林勉
1976年生まれ、東京都出身。学生時代にニューシネマワークショップに通い、自主映画をはじめる。 以降、様々な作品でプロデューサー部として参加。 主な参加作品は、『代行のススメ』『眠り姫』『東京無印女子物語』『スキマスイッチ 8ミリメートル』『指輪をはめたい』『5つ数えれば君の夢』『醒めながら見る夢』『恋するヴァンパイア』『おとぎ話みたい』『黒崎くんの言いなりになんてならない』『MARS~ただ、君を愛してる~』『BORELO』『兄に愛されすぎて困ってます』『ハローグッバイ』『HiGH&LOW THE MOVIE2 END OF SKY』『HiGH&LOW THE MOVIE3 FINAL MISSION』『玉城ティナは夢想する』など
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