INTERVIEW&COLUMN

2017.12.23

『サラバ静寂』という映画について-森本のぶさん-

「音楽が禁止された世界で、音楽と出会って魅了されてしまった若者たち(劇中では彼らのことを“ノイズ”と呼ぶ)」を描いた、僕の新しい監督・脚本作『サラバ静寂』(出演:吉村界人、SUMIRE、若葉竜也、森本のぶ/ 斎藤工 他)が2018年1月27日(土)より渋谷ユーロスペース他順次全国公開します。

今回からは『サラバ静寂』に出演していただいているキャストの方々について書いていけたらなと思っております。

そんな中での第一回は森本のぶさん。

森本のぶさんと初めて会ったのは、たしか8年くらい前。
共通の知り合いである役者の紹介で一緒にイタトマでお茶をしたことが最初である。
最早なんの話でお会いしたのかは覚えていないけれど、「いつか一緒に映画やりましょう」みたいな話をしたのは鮮明に覚えている。

それから数年後、別のオーディションで生でお芝居を拝見する機会があり、設定以外はほぼほぼ即興の題材だったのだけれど、そのときののぶさんの芝居が面白くて、今回三島という役をオファーさせていただいた。

今回のキャストは、吉村界人演じるミズトも、SUMIREちゃん演じるヒカリも、若葉竜也演じるトキオも、斎藤工さん演じる杉村も、皆独特な世界観を持つキャラクターだからこそ、森本さん演じる三島の「普通」なキャラクターが重要になってくる。

ネタバレになるので、あまり書けないのですが三島は様々な状況の中で感情が揺れ動く、とても重要なキャラクターで、良い意味でも悪い意味でもとても人間らしい。
とても繊細で難しい役どころではあるのだけれど、現場経験を多数踏んでいるのぶさんだからこそ、難しい役どころをどっしりとした芝居で演じ切ってもらいました。

個人的には、ミズトに一つの決心をしてミズトにとある話をするシーンののぶさんが、界人とガチンコの芝居のぶつかり合いをしていて特に好きです。

書けないことが多くてもどかしいけど、観て頂けたら色々納得していただけると思うので、是非是非劇場で確認をお願いします。

そして、ついに新しいキャストとして大貫憲章さん、灰野敬二さん、仲野茂さんが発表されました。
音楽が好きな人にとってはスーパーレジェンドの3人。
僕が個人的に交渉して出演していただけたのですが、レジェンド過ぎて交渉もめちゃくちゃ緊張しました…が、僕が「本気の日本の音楽映画」を撮ろうとしていることがこれで分かっていただけたのではないでしょうか?

しかも、これで発表は終わりではありません。
もう少ししたらそちらも情報解禁になるかと思うので、楽しみにしていてください!!

宣伝シーズンでバタバタしておりますが、少しでも多くの方に作品を届けられるよう、あとちょっと頑張ります。

『サラバ静寂』

出演:吉村界人、SUMIRE、若葉竜也、森本のぶ /斎藤工 他
1月27日(土)~渋谷ユーロスペース他順次全国公開。

https://twitter.com/saraba_seijaku
https://www.instagram.com/saraba.seijaku/

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