INTERVIEW&COLUMN

2017.08.20

松田龍平、将棋棋士を演じる!豊田利晃監督『泣き虫しょったんの奇跡(仮題)』制作決定!

主演キャストおよび監督、原作者のコメント

松田龍平さん

映画、『泣き虫しょったんの奇跡』をやらせて頂く事になりました。
瀬川棋士に指導して頂き、駒に触れるたびに将棋の魅力に引き込まれています。
この映画で豊田監督とタッグを組んで挑めることを嬉しく思います。

野田洋次郎さん

豊田監督の作品は好きで観ていたのでお話を頂いた時はびっくりしました。
どんな撮影になるのか、少しの不安とたくさんの楽しみが入り混じっています。
普段友達として一緒にいる時には見れない松田龍平の姿を見て僕もたくさん刺激をもらいたいと思います。
(瀬川五段から)直接指導をして頂くたびにこんな贅沢な時間を過ごさせてもらっていいのだろうかと恐縮しています。
技術的なことはどう足掻いても辿り着けない境地ではあるので対局中の心の変化や、実際の悠野役の方の性格や将棋の指し方など瀬川さんが直接肌で感じる部分を知りたくて質問しながら将棋を教わっています。
そしてまったくの無知ながら将棋の手ほどきを一度受けはじめるとその面白さに圧倒されます。その先に広がる宇宙を想像してワクワクしています。
(クランクインをひかえ)百戦錬磨の俳優の方々の中で自分がどれだけのことができるか不安は尽きませんが、楽しみを見つけながら少しでも僕自身この作品にプラスのエネルギーを提供できるよう精一杯努めたいと思います。

豊田利晃監督

少年時代、将棋の世界に生きていた僕は将棋を憎んでました。
原作を読んだとき、その憎しみが消えていくように涙がでました。
もう一度、謙虚に、将棋の世界を見つめ直したいと思っています。
映画監督20年目にふさわしい作品にしたいと思っています。
そして、松田龍平と新しく出逢えるチャンスを与えられたことに喜びを感じています。と同時に龍平と組むときは絶対負けられないという思いがあります。

原作者 瀬川晶司さん

この作品を世に発表するとき、喜びよりも先に恐れを抱きました。
世間の関心を集める題材ですが、同時にとてもデリケートで難しい問題を含む内容だったからです。
ただ、たとえどんなにリスクがあったとしてもどうしても伝えたかったことでした。
今、この作品にこめたメッセージを映画としてより多くのかたがたに訴えかけようとされる瀬々監督はじめスタッフの皆様とキャストの皆様の勇気と気概に、ただただ敬意の念を抱きます。
スクリーンでこの作品と再会できる日を今から心待ちにしております。

『泣き虫しょったんの奇跡』

■出演:松田龍平、野田洋次郎 ほか
■監督:豊田利晃 
■原作:瀬川晶司「泣き虫しょったんの奇跡」(講談社文庫刊)
■製作幹事:WOWOW/VAP 
■配給:東京テアトル

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