WORKSHOP

2017.08.01

【映画にまつわるお仕事紹介】映画監督のお仕事って?

今回は、映画作品の中身の決定権と全責任を持つといわれる「監督」のお仕事について、長編映画からショートフィルムまで数多くの作品を手掛ける監督・プロデューサーの門馬直人さんにお話を伺いました。

門馬直人(もんまなおと)

東京都練馬区出身。
株式会社リクルートの広告ディレクターを経て、映画製作会社ドッグシュガーを立ち上げ、以降、映画・TVドラマのプロデューサー・キャスティングプロデューサーとして活動を続ける。
その後、and picturesに参加、監督とプロデューサーを兼任している。
初監督した短編映画『ミネストローネ』はShort Shorts Film Festival &Asia2013 JAPAN部門に正式ノミネート、2作品目の『ハヌル -SKY-』(2013年)は、ミュージックShort部門のグランプリ:UULAアワードを受賞。
『ホテルコパン』(主演:市原隼人/2016年公開)で初の長編監督デビュー。

──映画監督になったきっかけを教えてください。

リクルートで広告ディレクターをしていましたが、やっぱり映像の仕事をやりたいと思い、30歳を過ぎた頃から10年ほどプロデューサーとして携わり、その後5年くらい前からは監督を務め、長編映画はようやく3本ほど作りました。

──映画監督の仕事内容を具体的に伺っても良いでしょうか?

端的に言いますと映画作品の中身の全責任を負う立場です。
どういった作品にするのかの決定権を持ちます。
監督の映画の立ち上げ時での関わり方は、大まかに以下の3パターンがあります。

・自分のやりたいことを自分で書くまたは脚本家に伝え、脚本を作ってプロデューサーに持ち込む
・プロデューサーがやりたいものを立ち上げの段階から一緒に実現する
・プロデューサーが企画も資金も主演キャストもすでに決めている企画に、監督として呼ばれる

どのパターンでも基本的には本(脚本)を作って、それを現場に持って行き、完成させるまでの全てをやることには変わりありません。

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