映画のお金がどうまわっていくのか

最初の自己紹介の記事でとある大きな映画の企画が頓挫したことを書いたと思う。
それにはいろんな要因があったのだが、そういった要因を見極めるためにも次は製作委員会に入ろうと思った。

自分の映画をきちんと成立させたいという思いもあるが、出資してくれた方がいるのであれば、出資してくれた方々にもきちんとお金を返していきたいし、そのために映画のお金がどうまわっていくのか、そしてどうすれば成功するのかも知りたかった。

だから、会社を作ろうと思った。

じゃあ…なんの会社を？
映像制作プロダクションだけでまわしていけるほどの映像案件も来ていないし、いろんな案件を同時にまわせるほど僕は器用ではない。

その当時僕は飲食の販促サイトの営業をやっていた。
就職していた3年間の間に飲食サイトの情報に関しては詳しくなっていたし、様々な飲食店との繋がりも持っていた。
だから飲食店をメインに据えた会社にしようと思った。
正直に言うと、就職していた3年間を無駄だと思いたくない…という意地に似た想いもあったと思う。

こうして僕は渋谷のセンター街のド真ん中で営業するVANDALISM渋谷という飲食店を経営する株式会社Vandalismの代表となった。
飲食店でのバイト経験すらないのに…。
15万円しか出資してないのに…。