広末涼子、小雪など数多くの女優が所属する株式会社フラームのマネージャー辻村草太さんにインタビューしました。
この業界ならではのエピソードや役者の本質について語っていただきました。

マネージャー:辻村草太

戸田恵梨香の現場マネージャーを経験したのち、有村架純をマネージャーとして支え、現在、松本穂香、野村麻純、小野莉奈、田畑志真など数多くの若手女優を担当

ーーどのようなお仕事をされているのでしょうか?

基本的に映画やドラマ関係のお仕事が多いです。
制作会社やテレビ局、映画会社、雑誌の編集部に営業に行きます。
あとは担当の役者と話す時間を沢山とって、向き合う時間をとることが多いと思います。

ーーフラームに入社した経緯を教えてください。

もともとは臨床心理士になりたくて心理カウンセリングの勉強をしていました。
臨床心理なので人と向き合う仕事だと思ったのですが、意外と研究などが多くて。
ある日、尊敬するゼミの先生に勉強が好きか聞いたときに勉強が大好きと言われ、これは自分ではダメだと思い、急いで就活を始めました(笑)
先生も臨床心理士なので勉強より対面で人と接することが好きだという答えを待っていたのですが、返ってきた答えがそうではなかったので、違う道を探そうと早々に諦めました。(笑)

そこから何がいいか考えたとき、テレビが好きでバンドもやっていたので、ざっくりとした思いで芸能関係に興味を持ち、レコード会社とプロダクションに何社か応募しました。
しかしなかなか受からずで…。
ある時振り返ってみるとドラマに支えられていたなと思い、ドラマへの憧れが生まれてきました。
そうして、役者事務所を探し始めて、広末涼子が小学生の頃からずっと好きだったのでダメ元で今の事務所に応募してみたのが始まりでした。
一応その前にも音事協(日本音楽事業協会)さんのマネージャー養成講座を受けたり、業界の人のお話を聞いたり、小さい事務所で表参道でスカウトなどをしたりしていました。

ーー俳優との記憶に残るエピソードはありますか?

いろんな事をしている役者が隣にいるので様々なエピソードがあるんですけど、有村(架純)の時は特に印象的ですね。
初めて1人で担当をすることになったのが有村だったので、実際は何をすれば良いのか全然わからず、プライドとか捨てて社長にぜんぶ聞こうと思いました。

ちょうど同じタイミングで有村が会社に泊まり込みしていて、毎晩社長と3人で打ち合わせをしていました。
有村がいない時も仕事の話を夜通ししていたり…
その時の時間はすごく貴重だったと思います。
新しく見出せる活路ってずっと話していないと見えてこない事もあると思うんです。
無駄に思えるかもしれませんが、話し続けることでその子の本質を垣間見ることができるので、自分とは違う第三者が本質を引き出そうとすることは大事だと思いました。
けど、あれ以上話すことってもうないんじゃないかなってくらい社長とも有村とも一緒にいました(笑)