女優・モデル・バラエティなど幅広い分野を担当する株式会社サンミュージックプロダクションマネージャー森丈志さんにインタビューしました。
マネージャーから見た役者としての姿、そしてこの業界ならではのエピソードについて語っていただきました。

マネージャー:森丈志

1985年生まれ 31歳 愛媛県出身

ーーマネージャーとして、どのようなことをされているんですか?

ビジネスパートナーみたいな感じなので、仕事に関しては隅から隅まで面倒をみています。
ただ、仕事以外のプライベートに関しては深くは関与しないというのが自分の中の決め事です。
もちろんそれは信頼関係がしっかり築けている担当に関してです。
なので担当したばかりや、未成年の子に関してはプライベートに関してもしっかり管理しています。

ーー記憶に残るエピソードはありますか?

一番思い出に残っているエピソードは10歳の時、舞台『アニー』のアニー役でデビューして女優業をやっていた垣内彩未が19歳の時に自分が担当になったんですけど、その当時は伸び悩んでいて…。
一回全然違うジャンルのお仕事に挑戦してみようと本人と話し合って、モデル業に移ることにしました。
それからは女優業のお仕事も全て断って、ゼロからモデル活動を始めました。
当時弊社にはモデルがいなくて、実際成功するかどうかわかりませんでした。
人生を預かるということになると思いますし、担当してからすぐの決断だったので、そんな大事な決断を僕としていいのかなとかなり勇気がいる経験でした。

ただ、結果的に毎月10誌以上飾るような有名なモデルになってくれたので芸能活動の転換期を一緒に過ごしたというのは、とても思い出深い出来事です。
それから、垣内彩未が10歳で主演をした「アニー」で、再度大人役で出演ということがありました。
これは史上初だったみたいで、アニー役の子を相手に演技しているのを見てとても感慨深かったです。長年この仕事をしていたからこそ味わえたことでしたね。

ーー芸能界で不思議だったエピソードはありますか?

他の業界の人からしたらツッコまれるようなことは色々あると思うんですけど、それが当たり前になっていて、はっきりどこが不思議というか(笑)
強いて言うなら、マネージャーもタレントもお互いどんな人かわからないなか、いきなり二人三脚でやっていくわけで。
突然赤の他人の人生を預かることになるのはすごいことだなと思いますね。
あと定年という概念がないのは不思議ですよね。うちの事務所にも75歳くらいの人が、いるんですけど、現役バリバリですごく元気ですからね(笑)
そんな方達が仕事をしているというのは他よりも芸能業界はすごいのかなと思いますね。
そしてこの業界の人は皆さん見た目がとても若く、年齢は聞かないとわかりませんね(笑)

ーー俳優・女優さんと関わるうえでどのようなことを意識してますか?

担当をし始めた時は出来るだけ沢山一対一で話すということを意識しています。
本音は隠しておきたいというのがスタートの時はあると思いますし、最初はマネージャーと言っても赤の他人なので警戒もしていると思います、とはいえいきなりお酒を飲んでというのも僕はやりません。
なのでまずは日中などに会ってとことん話します。
あと最近でいうと本人のSNSはどんなファンよりもチェックしているんじゃないかってくらい見ていますね。
やはり情報が一番集約していますし、何よりも最新ですからね。
担当とはいえ、そういうとこでの発見もたくさんあります。